國安絹枝さん（分子腫瘍学研究分野助教）が令和元年度東北大学大学院医学系研究科女子大学院学生奨励賞（七星賞）を受賞しました。

　 國安絹枝さんは、「染色体整列の効率性の低下により引き起こされる染色体不安定性の実態解明」という研究課題で、令和元年度東北大学大学院医学系研究科女子大学院学生奨励賞（七星賞）を受賞しました。この研究は、染色体が分配される前に紡錘体中央に整列するタイミングの遅れが染色体不安定性を引き起こすという、がんの染色体不安定性の原因の一端を明らかにしたもので、その成果はオープンアクセスジャーナルであるBiomolecules誌に掲載されました。
　東北大学大学院医学系研究科女子大学院学生奨励賞は、優秀な女子大学院学生が自信を持ち、諦めることなく研究者キャリアの道を歩むことを奨励し、医学・医療等の分野で活躍する女性リーダー育成の一翼を担うことを目的として設立されました。2019年5月18日、艮陵同窓会定期総会にて令和元年度の授与式が行われ、國安さんを含む2名が表彰されました。

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分子腫瘍学研究分野
教授　田中　耕三
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