2024 年 10 月 30 日(水)、加齢医学研究所プロジェクト棟正面玄関において東北帝国大学抗酸菌病研究所設立記念碑レリーフ展示台の除幕式が行われました。
1941年(昭和16年)、当時国民病とされていた結核の撲滅のため、加齢医学研究所の前身である抗酸菌病研究所が創立されました。東北帝国大学第 7 代総長で初代所長の熊谷岱藏は、研究所と現在の青葉区広瀬町に設立された仙台厚生病院で研究と診療を共に行い、結核の克服に尽くしました。今年5月、仙台厚生病院が青葉区堤通雨宮町へ移転したことに伴い、旧敷地内に設置されていた東北帝国大学抗酸菌病研究所設立記念碑のレリーフの一部を、研究所の功績を後世に引き継ぐため加齢医学研究所に移設し展示することになりました。
式では田中耕三所長から挨拶と共に今回の移設に関する経緯が語られました。続いて展示台がお披露目され、参加者がレリーフや説明パネルに見入る姿が見られました。
▲ 田中所長による除幕式の挨拶
▲ 左から田中耕三所長、千葉奈津子教授、杉浦元亮教授
▲ 旧抗酸菌病研究所の思い出