福島原発事故に被災した旧警戒区域内のウシ血漿成分の分析結果
東北大学加齢医学研究所 福本学教授らの研究グループは、旧警戒区域内の離れウシから採血し、血漿成分の生化学解析を行うことで、酸化ストレスマーカーを含む8つの検査値が血液採取時の内部被ばく線量率と高い相関を示すことを発見しました。福島原発事故後の周辺生物への影響を報告する結果として重要なだけでなく、1日に100μGy以下の低線量率の長期被ばくが、軽度ではあるものの、ストレスとなっていることを示唆する結果として、低線量放射線影響の重要な基礎データとなることが期待されます。
本研究成果は、2016年5月9日に米国の学術誌PLOS ONEに掲載されました。
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