◇平成30年12月17日(月)加齢研研究員会セミナーのご案内 |
日時: |
平成30年12月17日(月)午後4時~ |
場所: |
加齢医学研究所スマート・エイジング研究棟1階 国際会議室 |
演題: |
橋渡し研究を目的とした小動物MRI脳機能イメージング |
講師: |
釣木澤 朋和 |
所属: |
ニューロスピン/フランス原子力庁, フランス |
担当: |
領家 梨恵(所属 応用脳科学研究分野・内線8466) |
要旨: |
機能的MRI法(fMRI)は神経活動に付随する水分子プロトンをとりまく環境の変化(神経血管相互作用、化学シフトなど)を介して非侵襲的に全脳の神経活動を計測する方法である。ヒトの脳機能計測法として多用されているが、近年の高磁場MRIの発展によりげっ歯類モデルでも高分解能でのfMRI計測が可能である。FMRIはヒト脳機能イメージングとげっ歯類モデルでの侵襲計測との間の双方向橋渡し研究として期待されるが、動物基礎研究とfMRI研究との間にはまだまだ壁があるのが現状である。本セミナーでは、初めに高磁場げっ歯類fMRI(7T-17T)について紹介し、さらにMRIと基礎脳科学研究技術(モデル動物・化学遺伝学・電気生理学等)の融合による研究成果について紹介する。本講演では、今後の橋渡し研究としての小動物MRIイメージングについて活発な議論を展開したいと考えているので、MRIを使ったことのない研究者も参加いただき、忌憚のない意見をいただければ幸いである。
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