◇平成29年6月13日(火)加齢研研究員会セミナーのご案内 |
日時: |
平成29年6月13日(火)午後1時~午後2時30分 |
場所: |
加齢研実験研究棟7階 セミナー室1 |
演題: |
Light and Dark Sides of Polarity Proteins in Blood Vessel |
講師: |
中山 雅敬 |
所属: |
マックスプランク心肺研究所、ドイツ |
担当: |
小林 美穂(腫瘍循環研究分野・内線:8532) |
要旨: |
正常組織内であらゆる細胞は極性化している。また、 ガンや動脈硬化症などの病変部位では、しばしば細胞極性の異常が観察される。PAR-3とatypical PKC (aPKC)によって構成されるPAR complexは動物種、細胞種を超えて細胞極性の制御因子として知られている。私はこれまでにaPKCとPAR-3がVEGFシグナル伝達経路の制御因子であることを示してきた。一方PAR complexが生体血管の細胞極性について果たしている役割については不明である。2013年にドイツBad Nauheim市のMax Planck Instituteで独立して以来、この課題に取り組んできた。本プレゼンテーションではaPKCが転写を直接制御することで血管肉腫の予後と密接にリンクしていること、PAR-3が血管内皮細胞の平面極性と炎症反応を間接的に制御していることを示す。
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